新年あけましておめでとうございます!
今回の木こりクラブはどんど焼きです!
どんど焼きは大きな焚き火のような神聖な火をあげ、1年間の厄を払い、豊作・商売繁盛・家内安全・無病息災・子孫繁栄などを願います。書き初めした灰が高く舞い上がれば、その分うまくなるとも言われている何かと縁起の良い行事です。新年にぴったりの活動ですね。
今朝の鳩山町の気温はマイナス9度!こんな気温でびっくりです。
池の水がガッチリと凍ってしまい、天然のスケートリンクに・・・!
こんな寒いのに、子供たちは元気です^^
みんなが集まったら、今日の流れを説明します。
どんど焼きは地方によっていろんな形があります。それらを参考に子供たちとオリジナルどんど焼きを作り上げていきます。
材料は田舎にある燃えるものたち!
葉っぱ付きの枝、乾いたヒノキ、ヒノキの長い枝、丸太、杉っぱ、大豆の殻、ゴマの殻などなど、よく燃えるものたちを使ってヤグラを組んでいきました。
最初は1本の棒から始まる。
少しずつ棒を立てかけて、安定してきました。
葉っぱ付きの枝をジャンジャン持ってきて、
もりもりと組み立てます。
最後に正月飾りやダルマ、書き初めを入れてセッティング完了です!
立派に仕上がりました!!
そして火付け!
乾燥しているものたちに火がつき、一気に燃え上がります。
ゴウゴウ言いながら、風がうずまき、気流が生まれて空に炎が舞い上がっていきます。
普段の焚き火とは違う大きい炎の勢いに、みんな一旦立ち尽くす。
それぐらい火の力はすごいものでした。
火が落ち着いてきたら、
この神聖な火に向かって、大きな声でお願い事をします。
コロナが退散しますように!
字がうまくなりますように!
おいしいものがいっぱい食べられますように!
メルセデスベンツに乗れますように!
木こりクラブが1年間楽しい活動になりますように!
世界が平和で、みんな幸せに暮らせますように!
アスパラが結婚できますように!
などなど。
素敵な願いから、個人的な願いまでいろいろありました笑。
お昼ご飯はソーシャルディスタンス飯。
みんなそれぞれ離れた場所でご飯を食べました。
静かな時間になるかと思いきや、遠くの人に話しかけて、おしゃべりしてました笑。
このスタイルもなかなか楽しい!新鮮なお昼ご飯になりました^^
午後はそれぞれ自由な活動タイムです。
1年前にツリーハウス移設計画で、この栗の木に移設し、柱だけ立てていたツリーハウス。
その着工がついに始まりました!
こちらはハシゴ作り!
こっちは床はり!
なんと終わり際には屋根(?)までつけて完成しました。
2年前にツリーハウス作った経験があるからか、今回はすごいスピードで仕上げていきました。びっくりです!
そして恒例の犬のちゃちゃと散歩。
平和ですね笑。
マイどんど焼き作りに挑戦する子もいました。
形が芸術的です。
などなど、さまざまな活動を行ないました。
子供たちのやりたいことや興味が色々あるため、自由時間の厚みがすごいです^^
あっという間の1日でした!
今回、この活動の3日前に1都3県の緊急事態宣言が発令され、イベントに関しては5000人以上の規模のものは自粛や制限の対象となりました。
木こりクラブも自粛を検討しましたが、野外活動で少人数ということもあり、しっかりとした感染対策と、体調不安な方(スタッフ含む)を除く形の厳戒態勢で活動を行ないました。
コロナ禍で大人の暮らしが変わったように子供たちの暮らしも変わりしました。
振り返ると、春の一斉休校から始まり、授業日数の増減・宿題の増加・行事の中止・遠出や旅行の制限・マスクの着用や消毒・ソーシャルディスタンス・給食でのおしゃべり禁止など、たくさんの自粛や制約の中で過ごしてきました。
大人も子供も、コロナ疲れをしています。
「楽しいことが無い」と言う子供すらいる現状が、コロナ禍にはあるのです。
木こりクラブは子供たちの生きる力を養う自然体験クラブです。
自然という教材の中で、時には課題を与え、時には自由に遊び、自分で手を動かし、自分で考えて活動する。1人1人が受け入れられ、たくさんの笑顔になれる場所という理念を持っています。
塞ぎがちな心を解きほぐし、今日は楽しかったなとか、今日は良かったなとか、素直に笑顔になる時間が作れたら良いなと思っています。
「笑顔になる。」それが1番の生きる力かもしれません。
どんど焼きに願いを込めて、いち早く終息し、皆が幸せに過ごせることを願う。
まだまだ自粛の時間は続くと思いますが、木こりクラブの活動を通じ、楽しい2021年を一緒に作っていきましょう!
今回もありがとうございました!
木こりクラブ
庄司達郎