今日の木こりクラブは「木こりマップを作ろう」です!
毎回遊んでいるこの場所。
森への道、物置小屋への道、竹林への道など、何度も通っているし、だいたいのことはわかっています。でも地図はありませんでした。
木こりクラブ初となる地図をみんなで作ります!
今日も元気に集合です!
まずは朝の集い。
今日やることをお話しします。
今回の講師は地図のスペシャリストまさ!
500年前には冒険の話を元に地図が作られたことや、日本全国を歩きまわって地図を作った伊能忠敬のことなど、地図にまつわる話をしてくれました。
マップの作り方を確認したら、さっそく調査のスタートです!
活動場所は広いので、山側担当と、民家竹林担当の2手に分かれて活動しました。
①「めじるし」になるもの
②「おきにいり」なもの・「べんり」なもの
③「キケン」なもの
この3つのポイントを探していきます。
倉庫にしている納屋を発見!ここは目印に。
赤いポリタンクやスダジイという看板がある木などの目印に。
針葉樹がたくさんあるところも絵で描きました。工夫してます。
トゲトゲの松ぼっくりがたくさん落ちている場所や、トゲトゲの木がある場所や、実際に滑ってコケた場所などを危険な箇所として見つけました。
調査して情報を集めたら、みんなで地図に落とし込みます。
最後はこの2グループの情報をみんなで大きな紙にまとめました。
みんなで見つけたポイントについて発表します。
こうして木こりマップが完成しました!
午後は自由な時間を過ごしました。
ちゃちゃの散歩をしたり
焚き火をしたり
山で見つけたキノコを炙ったり・・・
竹のクラフトをしたり
初めてバッタを捕まえたり
3つの駅を作ったり
ツリーハウスに登ったり、
ゆったりおしゃべりしたりと、
みんな、自由な時間を過ごしました。
本日の活動も終了です!
この場所で地図はまだ一度も作られたことがありませんでした。
地図がなくとも、意外と子どもたちは場所の把握をしています。
遊んでいるうちに、焚き火で使う杉の葉っぱはあっちの森にあるとか、よく燃えるシュロはこっちとか、太い竹はあっち、細いのはこっちみたいに、実用的なものの場所をよくわかっています。
もちろん知っていることを地図に落とし込む面白さもありますが、見慣れた光景も考えてみたら目印していたとか、よく見るとトゲトゲで危ない木がある!などの危険なものにも改めて気づくきっかけになりました。
みんなで作ることで、一人一人の着眼点の違いがわかったり、それぞれの思い出を元に書き込んだものを共有することもできました。
それぞれの視点が混ざり合って、このメンバーでしか作れない地図ができたと思います。
そして、今回は諸事情で長期お休みしていて約半年ぶりに参加してくれた子がいました。
来ることを非常に楽しみにしてくれていたようで、アイロンビーズでキーホルダーを作ってきてくれました。
木こりクラブは、子どもにとっての居場所になってほしいという願いがありました。
この活動は、楽しみにしててくれている子どもたちのおかげで成り立っています。
大人たちだけですべてを考えたり、やることをすべて決めてしまってもあまり楽しくなりません。
子どもたちと一緒に作り上げるからこそ楽しいのです。
今回もいい気づきをもらえました。
では、ありがとうございました!
木こりクラブ
庄司達郎