今回の木こりクラブは「あつまれ!開拓の森」です。
どこかで聞いたフレーズですが、有名なあのゲームではありません笑。
実際に木を切って、森を整備をします。まさに「木こり」の仕事。
ホンモノの木こりになるための活動といっても過言ではありません!子供たちよ、がんばれ!
まずはみんな集合!
ウキウキで楽しそうな感じが伝わってきます。天候もおだやかで暖かい日です。
朝のミーティング!
ヘルメット・手袋を着用、水筒を持っていざ山へ!
まずはノコギリの使い方を説明します。
刃物であるノコギリは少し当たっただけでも怪我をします。
自分を傷つけたり、友達を傷つけてしまうかもしれません。
なので、話を聞かない子は使えません。しっかりと聞いてもらいます。
リピーターの子たちが切り方の説明に助言してくれたりと、頼もしい姿も見れました。
新人1年生チームとリピーター高学年チームに分かれて、作業開始です!
まず新人1年生チームの様子は、、、
ノコギリを使うことに不慣れでぎこちない部分もありますが、がんばって切り進めていきます。
倒れた!そして運ぶ。
自分の背丈を大きく越える木を切って倒すことは、感動に近い「すごいことができた!」という気持ちになります。思わず「おお〜」って言いたくなります。
リピーター高学年チームの様子は、、、
さすがのリピーターたち。手際が良いです。
バシバシと切り進めていきます。
朽ちて折れてしまった大きめのコナラの木に出くわしました。
これは流石に1人じゃ厳しい。
こういう時こそ、チーム戦!チーム一丸となって作業しました。
うまく切れた!
あっという間にお昼の時間!
もうお腹ペコペコ!
たくさん身体を動かしたことがわかります。
今日もソーシャルディスタンスご飯(通称:ソシャ飯)です!
午後の活動はそれぞれやりたいことを話し合い、自由タイムです!
焚き火やツリーハウス周りで遊びました。
今回の焚き火はなかなかうまくつきません!(なぜなら、そこらへんにあった切りたての木で組んでいるから笑)
火起こしは中断し、燃えやすい杉っぱを集めてから、再度火起こし。
無事に着火し、お餅やマシュマロを焼いて食べました^^
ツリーハウス周りでは栗の実の部分を拾い集め、クリ合戦が流行りました!
ただ栗を投げつける遊びなんですが、、、(子供vs大人)
①地上で栗を投げる。(特攻部隊)
②ツリーハウスの上から栗を投げる。(砲撃部隊)
③ツリーハウスから投げてる子に栗を届ける。(補給部隊)
という3者の連携プレイを発揮!!
豆まきのように、大人たちへ投げまくる。なんてひどい遊びなんだ!笑。
こちらでは緊急脱獄訓練が!?笑
開拓の続きで、森に行く子もいました。
先ほどは切れなかった大きいカシの木。伐倒の基本に従い、切れ込みを入れていきます。
倒した!
年輪を数えたらなんと約26年生の木。子供たちの3倍くらいの長い年月を生きてきたカシの木でした。
この木を切った子は「自転車スタンド」を作る!と言い、この木を山から下ろしました。
重かったけど、頑張ったね。来月作ってくれるだろうか^^。
こうして、あっという間に1日が終了しました!
今回の開拓の森。なぜ「木を切る」という活動をするかというと、放置された山や森が全国にたくさんある現状があります。
以前は炭や薪などを作るために利用していた森も、化石燃料の進出により、木々が使われなくなり、森は放置されました。放置されることで森は茂り、暗い森になっていきました。
今日活動した森は、放置して長い時間が経ち、同じ樹種の常緑樹ばかりがある暗い森です。
この常緑樹を切ることだけでも、地面に光が入ります。
光が入ると、光が好きな新しい植物が生える。その植物を食べに虫が来る。虫が来ればそれを食べに鳥が来る・・・。
このようにして生物多様性が広がっていきます。
今回、開拓できた場所はとても小さい面積です。
でも大きな種を植えることができたと思っています。
「森を守る」「自然を大事にする」という経験の種や意識の種が子供たちの頭の片隅に置かれる。それがいずれ芽を出し、大きな木になる。
・・・かもしれない。
自然に対する思いを語りましたが、「木を切る」ことはとても楽しいものです。
自然を守るだけでなく、この”楽しい”という気持ちをベースに活動していきたいですね。
今回もありがとうございました!
木こりクラブ
庄司達郎