今日の木こりクラブは迷宮の森ハイキング!

100ha弱あるこの森の一部を使い、森の中を散策します。

しかしここは木こりクラブ。単なるハイキングでは終わらせません!

一体、どんな試練が待ち受けているのでしょうか・・・!

 

元気に集合です!

久々に朝からしっとり雨。

 

 

朝の集い。

やること、レクチャーを受けます。

今回のハイキングは指定された4カ所で、お題と同じポーズの写真を撮るというミッションが出されました!

大人は道のりの先導をしません。

子どもたちに地図と方位磁石を渡し、グループ内でリーダーを決め、子どもたちだけで考えて、4ヶ所の目的地を目指すのです!!

果たして辿り着くだろうか笑。

等高線の説明
今回の地図

 

誰がリーダーやるのか、話し合い。

おもしろ隊長とフード隊長の一騎打ち!笑。

ヘルメット、カッパ、水筒、おやつを持ち、荷支度を整えて出発だ!

・・・しかし、なかなか始まらず笑。

いきなりリーダーシップを取るのは難しいものです。スタッフはひたすら見守ります。

 

時間も少なくなってきたことに気づき、ついにスタート!

みんなで話し合い、方角を見て、進む方向を決めます。

 

そしていきなり決めたのとは違う方向へ!笑。

なんとかすぐに気づいて引き返し、行きたかった方向へ。

危ない危ない。仕切り直しだ!

坂道あり!

クモの巣あり!

 

障害物あり!

分岐では地図を確認!

さすが、迷宮の森・・・険しいです。

それでも地図と方角を確認しながら進んでいくと、、、

見つかりました!①地点!

 

①地点の写真のポーズはこんなポーズ!

「休みの日に何やってるの」「一人で寂しそう」など子どもたちから辛辣なコメント。

①地点OK!

辛辣なコメント言ってたのにちゃんとポーズを取る子どもたち笑。

 

次は②地点を目指します。

そしてまた道を間違いかける笑。

あってるかな?と半信半疑のまま進み、見つけた!

 

②地点のポーズはこんなポーズ!

倒木を真剣白刃取り!地味にキツいポーズ。

②地点OK!

みんな、良い顔してる!

 

タイムキーパー係の子の声かけにより、一時、休憩をとります。

持ってきたおやつを食べ、エネルギーを補給します。

次は③を飛ばして、④地点を目指すつもりが、、、

「こっちだ!」と向かった方向が間違っており、なぜか③地点に到着。隊長たちが混乱する笑。

妖精が隠れているよ★ミ

③地点OK!

カラフルな妖精たち。全く隠れられていない赤い妖精もいるよ★ミ

 

そして最後の地点を目指します!

迷宮に混乱し始めましたが、アスパラにヒントを出してもらい、なんとか道が分かりそう!

モヤが出てきて幻想的です。

④地点にも無事に到着!こんなポーズです!

サルの腰掛けに腰掛ける。

④地点OK!

サルの腰掛けがヌルヌルなのでブルーシートを敷いて腰掛ける。

 

本当は⑤地点までありましたが、今回は時間の都合で終了しました!

みんなクリアだ!おめでとう!!

 

下山して、楽しいお昼ごはん♪お腹ぺこぺこです。

 

午後は自由タイム!

やりたいことを聞きます

アスパラ(代理)

 

焚き火をして、焼き芋やマシュマロを焼いたり、

 

栗を拾って、焼いて食べたり

猫カフェ

最初は苦手だったけど、さわれるようになってきた

長靴洗い職人

モップがけ職人

皆さん、綺麗好きなんですね笑。

 

最後に振り返りして、

あっという間に今日の活動終了です!

 

 

「大人の助けは無い。子どもたちだけで頑張れ!」

と丸投げすると、戸惑いつつも子どもたちは頑張ります。

今回の子どもたちは、全員いるのか点呼をとったり、地図を持つ子、先陣を切りクモの巣を払う子、タイムキーパーなど、役割分担をしていたことも印象的です。普段の活動エリアの近くで雰囲気をわかっているとはいえ、地図読みも初めてだし、わからないことや、不安なこともあったことでしょう。

そんな時はみんなで話し合い、あっちじゃない?こっちじゃない?と相談し、答えを導き出していました。正解を導き出すことが目的でなく、そのプロセスが大切です。その一つ一つが絆を深めます。

 

そして本当によく名前で声かけをしていました。

これもキャンプを経験してきたこと、毎月の活動に出ていることで培われたものだと思います。

名前で呼ばれるだけで、この空間にいて良いんだという安心感につながります。素敵だなと思いながら見ていました。

 

そしてもう1点、

久々にこの森を全体的を歩きましたが、ナラ枯れが猛威を振るっていました。

ナラ枯れとは、コナラ・クヌギ・カシなどのどんぐりの木に虫(カシノナガキクイムシ)が入り込み、媒介する菌の影響で水を吸い上げられなくなり、枯れてしまうという現象です。

だいたい7月〜8月ぐらいに急に枯れます。秋にもなっていないのに葉っぱが茶色になってくるのが特徴です。根元を見るとカシノナガキクイムシが開けた穴と開けた時に発生した粉が確認できます。枯れて1年目は折れづらいですが、だんだん小枝や大枝も折れてきて、2年目には危険度がかなり増します。

枯れ始めてすぐの様子。
2年目にはキノコもだいぶ生える。

今回のような手入れがされていない森、山(登山道沿いも要注意)にもナラ枯れした木々が多くあります。

枯れ木のそばには近づかない。

身近な街中の公園でも発生しており、市町村の予算が足りなくなり、処理しきれていないものもあります。

実際、我が家の近所の公園でも1年間放置されていることもありました。

枯れた木々は急に折れる可能性があります。枯れた枝でもかなり重く、太枝だと100kg近くあります。それが5m〜10mから落ちてくるとなると、大怪我だけでは済まされません。

皆さん、公園や山に行かれる際には十分ご注意下さい。

 

 

木こりクラブ

庄司達郎

 

 

 

左から、まさ・けんじ・アスパラ。(代理)らしい笑。