今回の木こりクラブは縄文土器を作ろう!

我々の先祖の縄文人が使っていた器、縄文土器。
そんな器を粘土と野焼きで実際に作ってみるというロマン溢れる活動です。

 

縄文土器にドキドキしたい皆さんがいっぱい!

子どもたち、元気に集合です!

 

朝の集い

縄文時代や縄文土器の話、土器の作り方レクチャーを受けます。

 

やることわかったら、さっそくスタート!

粘土と砂を混ぜてコネコネ。粘土が冷たい!

強風予報だったので、風除け対策したテントの中で行いました。

 

作るものがすぐ決まって作業に取り掛かる子もいれば、

作るものが決まらず悩む子もいました。粘土をこねたり、おしゃべりしているうちにだんだん仕上がっていきます。

和やかで楽しい時間です。

 

粘土の成形が終わったら、乾燥させます。

この際に、しっかりと2時間以上乾燥させるのが重要となります。

かわいい作品がいっぱい♪

 

乾燥している間に山へ行き、燃えやすい枝を集めます。

長い枝は折って窯に入れやすいサイズに小さくします。

 

あっという間にお昼ごはんの時間に!

楽しいお昼ごはんタイム。食べ終わったら、おしゃべりやお菓子タイムを過ごします。

 

午後は縄文土器の本焼きをしながら、自由タイムとなりました。

まずは本焼きの様子。

時間ギリギリまで乾燥させ、窯に土器を並べます。

割れないように慎重に。ドキドキ。

周りに細めの薪を敷き詰め、一気に燃やして温度を上げます。

本焼きのスタートです!めちゃくちゃ熱い!!

 

ここで不安視していた事態が発生!

乾燥が甘かった土器が割れ始めたり、欠け始めたり、爆散するものも出てきました。

悲しいですが、こればかりは仕方ない。

40~50分ほど焼き、しっかり固めます。

 

そして鎮火。窯を解体し、取り出します。

 

焼いたことで水分が蒸発し、収縮して小さくなりました。

普通サイズで作ったつもりがミニミニサイズに。

しっかり固くなった仕上がりに子どもたち感動。

無事に仕上げることができました♪

 

 

自由タイムの様子はこんな感じでした!

 

*チキチキ氷上ウォーク

1人ずつ順番に降りて、少しずつ歩きます。

ミシミシ!バキバキ!と割れる音にビビりながら、どれだけ歩めるか。

勇気を出し過ぎて、足がずぶ濡れに!

 

*野球

竹のMyバットを持参する子も!

この細い竹でクリーンヒット!すごい!

 

*落とし穴づくり

動物用の罠としての落とし穴を作っていましたが、途中からスタッフを落とすことに。

そうとなれば仲間が集まり、穴も大きく、子どもたちのニヤニヤも止まりません笑。

 

不自然すぎる強制連行。

 

*お絵描き

何を描いているのかというと・・・

右:アスパラと彼女の幸せな生活。 左:しょうじたつろうの骨。

 

以上で本日も終了です!

 

 

 

縄文土器づくりは木こりクラブの初プログラムで昨年から準備していたものでした。

ずっとやってみたかった焼き物プログラム。粘土をこねて、形を作る時間はいつまでもやりたくなる楽しさがあります。しかし焼き物となると粘土をこねている時の乾燥によるヒビ割れや、成形後の乾きの甘さで割れ・欠け・爆散のリスクがあり、せっかく作ったものが壊れてしまう難しさがありました。

練習で作った縄文土器。爆散や丸こげで盛大に失敗。失敗から学びが生まれる。

そんなリスクがありながらも、最善を尽せた結果だったと思います。(今回は6割生き残り。4割は割れてしまいました。)

子どもたちの作った可愛らしい土器。

 

日本人のルーツである縄文人が煮炊きをしたり、木の実を貯蔵するために使っていた入れ物が縄文土器。縄で模様をつけていたことが縄文の由来になっています。今回は縄文っぽくしてもしなくても、自分が粘土で作ったものが、そのまま固い焼き物になるという楽しさを味わえたらなと思っていました。

 

色々な作品が出来上がりました。

大人が作るとなると実用的なものや見栄えが良いものなど、なんというか凝り固まってしまいます。

それに対し、子どもの発想は大人にはできない柔軟な発想や大胆さがあります。

たまに大人からしたらいらないもの(笑)も作ります。その発想力はすごいし、それを形にして作っちゃうんだから面白いです。

なんだ!その手に持ってるものは!!

 

今回も素敵な時間になりました。

ありがとうございました!

 

 

 

木こりクラブ

庄司達郎

 

 

ミケランジェロのようなアスパラ像。この後、窯の中で大爆発!