本日の木こりクラブは草木染め!
自然の植物から染料液を作り、白い手ぬぐいを自然の色に染め上げます。
芸術の秋にぴったりなプログラム!
しかし朝から雨予報。
どうした木こりクラブ!と言わんばかりの強めの雨。自然には勝てません。こんな日もたまには良いですね。
そんな雨の中でも子どもたちは元気です。
朝からテンションMAX(笑)
朝の集いで1日の流れ、草木染めの説明を聞きます。
やることわかったらまずは材料集め!
栗のイガと、セイタカアワダチソウを集めます。
栗のイガは、ツリーハウスの下にいっぱいあります。ちょうどツリーハウスの木が栗なのです!
あっという間にバケツの中が栗のイガだらけに。
セイタカアワダチソウは実はよく見かける草。道端にも群生して生えていたりします。
なるべく花部分、こだわるならつぼみ状態のものを採取します。剪定ばさみでチョキチョキ。
材料採取できたら、鍋に入れて煮込みます。
次は手ぬぐいに輪ゴムで縛り、柄をつけます。
この輪ゴムがギュッと縛っている部分に染料液が染み込まないことで柄ができます。
丸い玉にしたり、屏風畳みにしたりと個性が出ます。
みんな、ぎゅうぎゅうに締め付けています!真剣。
手ぬぐいの準備をしている間に、染料液が完成しました!
煮出した材料を取り出すと・・・
なかなかの色が出てます。
そしてテイスティング
そう、苦いのです笑。
セイタカアワダチソウは漢方みたいな味がします。(デトックス効果やアトピー、胃腸炎などに効くと言われており、薬効がある草なのです。ついでに秋の花粉で有名なブタクサに似てますが別の植物。)
手ぬぐいを投入!
その後お昼ごはん
午後はまず手ぬぐいを染料液から取り出し、媒染液に入れます。
媒染液は色止めと発色の効果があり、入れると一気に深みが増します。
この後、媒染液→染料液→媒染液→染料液と繰り返します。
この工程を頭に入れつつ、午後のフリータイム開始です!
猫カフェ
ちゃちゃの散歩
焚き火
撮影(木こりクラブの広報活動)
個人情報漏洩の叫び(アスパラの個人情報)
お絵描きなどなど。
踊り子
それぞれ自由な時間を過ごしました!
その間に媒染液と染料液を繰り返し、どんどん濃い色に仕上がっていきました。
栗もセイタカアワダチソウも媒染液の発色効果でかなり濃いめの色に!
手ぬぐいが完成したら、みんなで川に洗濯へ行きます!
洗うのはテンション上がりますね。
みんな良い色に仕上がりました!!!
最後に振り返りをし、これにて本日も終了です。
草木染めには約5000年の歴史があるそうです。
色は化学染料のように発色よく綺麗には染まりませんが、自然ならではの優しい色味が現れます。
今回は絞り染めという工法で柄をつけました。
絞り染めは思ったように柄をつけるのが難しく、何も考えずにやった方がうまくいったりします。
偶然を楽しむことも絞り染めの楽しさでもあります。
そんな中でデザインを考え、それを表現するためにどうすればいいか考えた結果、予想通りに出来上がった嬉しさもあります。
自分で作った手ぬぐい。
次回からヘルメットをつける際には被ってくることでしょう!
大事に使って欲しいなと思います。
では、今回もありがとうございました!
木こりクラブ
庄司達郎