「森のもので基地づくり」の活動報告です!
季節は春。寒い寒い冬が終わりに近づき、少し暖かい。梅の花の匂いが風に乗ってやってきたり、菜の花が咲き、ミツバチが飛び回り始めてる。でもまだ山の木々は芽吹いていない。そんな季節に開催しました。
開催前日まで雨が降り、当日は大丈夫か心配でしたが、無事に開催することができました!
今日は5人の子どもたちがやって来ました♪
雨上がりで、とっても天気がいい!
よーし!しゅぱ~つ♪
・・・したのに、すぐに歩き始めて1分経たないうちに「なにこれ?あ!栗だ!!」と拾い始める。
その後、山道を歩きながら「竹が落ちてる!」「大きい木が倒れてる!重い!」「変な葉っぱ見つけた!」「すごい枝、見つけた!」などなど、子どもたちの発見が止まりません!
見るものすべてが楽しく、さわったり、とったり、さわいだり(笑)
森の中は発見の宝庫です。
活動場所の広場まで行くのにだいぶ時間がかかりましたが、全然良しです。しめしめ。
活動場所の広場に到着!まずは作戦会議だ!
どんな秘密基地を作りたいか、一人ずつ描いて発表しました。
窓をつけたい!椅子と机!屋根!はしご!・・・秘密基地というか、もはや家?というツッコミは置いてといて、みんなの想像の豊かさとワクワク感にこちらも楽しくなりました。
作戦会議が終わったら、さっそく秘密基地の柱となる木を切り出します。
ノコギリの使い方をレクチャーして、子どもたちもやってみます。
ギコギコ。ギコギコ。
・・・!
そして子どもたちは気づいてしまいました。「木を切る=楽しい」ということに・・・!
もう、それからというもの、ずーーーーーっと、切ってます(笑)
今日は秘密基地づくりに来たことを忘れるくらい、楽しそうに切ってます。
「木を切る」と一言で表しても、実はとても奥深いんです。
立っている木を切るのか、それとも倒れた木を置いて切るのか。これだけでも違います。
さらに、ひょろひょろの細い木を切るのか、太い桜の丸太を切るのか、竹を切るのか。。。もうこうなると全然感覚が違うんです。
切ってみて、木は思った以上に長いんだな、木を切るってこんなに手や腕が疲れるんだな、竹は切りにくいんだな、などなどいろんな学びがあったと思います。
そして楽しいお弁当タイム!
即席で作った竹のコップで乾杯します。森の中で食べるお弁当は格別です♪
印象的だったのが、子どもたちの笑い声が森に響き渡っていたこと。普段はとても静かな森なんです。人もあまり入らないひっそりとした森に、こうして子どもたちが楽しそうに笑ってお弁当を食べている。なんとなく森が喜んでいるように思えました。
ランチ後は、柱を立てて、秘密基地の土台を作ります。土台ができたら、木の葉っぱで屋根や壁を作っていきます。基地の中に椅子を置いたり、机を作ったり、あと落とし穴づくりをがんばる子もいました(笑)
そしてようやく完成!
最後はあっという間に作り上げました。ちゃんと落とし穴もできて、イノシシが攻めてきても大丈夫な状態になってます!(この後、見にきてくれたお母さんが落とし穴にかかりました。)
完成を祝って、秘密基地の中でおやつを食べます。自分たちの作った秘密基地でおやつ食べられてとても満足げ。上の青いバケツは、おやつのゴミ入れです(笑)
そんなこんなで無事に森の基地が完成しました。基地を作ると言っても、やることはいっぱいあってもう1日じゃ足りない!ってくらい、楽しい活動でした。
もっとやりたい!明日もやりたい!あと3日ぐらいやりたい!という声がたくさん出て、僕らも嬉しかったです。子どもたちも、僕らも、この森も、楽しく過ごした今回の木こりクラブ。
次回は4月14・15日(土・日)日帰りプログラム「竹を使って竹クラフト」を開催します。新緑の季節で、この森は綺麗な黄緑色になっていることでしょう。
ぜひ、こちらもたくさんの子どもたちに来てもらいたいです♪
ありがとうございました。
また会いましょう!!
庄司達郎(アスパラ)